韓国で覚えておきたい食事マナー!日本との違いも多い!?

こんにちは~!
韓国留学中や韓国旅行などで欠かせないのは「食」ですよね。
グルメを楽しみにされている方も多いのでは!?
そんな「食」ですが、食事マナーは日本でも気を付けたいことのひとつですよね。
韓国にももちろん食事マナーはあります。
ですが、実は日本と違ったところも多いんです。
今回は韓国の食文化と食事マナーについてご紹介します。

主食は米


日本と同様に韓国でも食文化の主役は米です。
ご飯を主食としながら、肉料理や魚料理、野菜を使った料理などが加わり、栄養バランスの取れた献立が特徴です。
韓国には「薬食同源」という言葉が古くから言われており、意味は「食べるものはすべて薬と同じ」という意味です。
食べ物から健康になるという意味で、主食のご飯と、様々な具材を使ったおかずにスープを食べることでバランスの取れた健康的な食事を大事にしています。
韓国の米は日本の米と似ていて粘り気があり甘みがあります。
日本人の口には食べなれたお米です。
また、米以外にも、小麦や蕎麦などの穀物を素材とする麺類もよく食べられます。
パンも最近では良く食べられますが、ご飯と言うよりも間食で食べられるイメージです。

辛いもの好き

韓国と言えば辛い料理が連想される通り、辛いもの好きと知られている韓国。
唐辛子が料理にはたくさん使われていて、赤いからさが韓国の特徴です。
キムチは韓国料理に欠かせませんが、小さい頃は洗ってキムチを食べたりするんだとか。
また、韓国料理は唐辛子以外にもニンニクやネギ、生姜など香味野菜がたくさん使われています。
ニンニクのイメージも韓国は強いですよね。
韓国では「ニンニクを食べない人は魔女」と言われるくらい、にんにくも好んで食べられます。
辛いものににんにく・・・韓国の人のパワーは料理からきているのかもしれませんね。

鶏料理が多い

韓国では肉料理がとても多いのですが、中でも鶏料理が多いのも特徴です。
タッカルビ、タッカンマリ、サムゲタン、チキン、チムタクなど有名な韓国料理も鶏料理を使っているものが多いです。
鶏肉にはたんぱく質がいっぱいで、韓国でも栄養のある料理として鶏料理が食べられることも多いです。

大豆発酵食品の調味料

韓国でも大豆を発行して作られる調味料が使われています。
日本と同様にカンジャン(醤油)やテンジャン(味噌)が料理には良く使われますが、日本の醤油やみそとは少し味が違います。
日本の調味料と同じだと思い料理すると仕上がりに驚くかも!?
大豆を原料とした発酵食品は、他にも唐辛子粉を加えて作るコチュジャン(唐辛子味噌)や、納豆に似た見た目と匂いのチョングッチャン(清麹醤)があります。
コチュジャンは韓国料理の定番として有名ですよね。
マートで買えるので韓国の調味料を使ってみたい場合はぜひお土産に買ってみてくださいね。

おかずが多い

韓国料理のうれしい特徴はおかずの多さですよね。
初めて韓国に行った際は食堂で頼んでないのにどんどんおかずが並び驚いたことがある方もいるのでは?
韓国でおかずは「パンチャン」と呼ばれます。
料理を頼むとキムチを始め様々なおかずがテーブルに並びます。
食べ終わったおかずは頼むとお代わりをもってきてくれるので、美味しいおかずはぜひおかわりを頼んでみてくださいね。

韓国の食事マナー


韓国にも食事マナーはたくさんあります。
中には日本と違い、日本人の感覚からすると驚くこともありますが、韓国ではぜひ韓国の食事マナーを意識してみてくださいね。

座り方

テーブルにイスがある場合は日本と同様にイスにしっかりと腰かけて座ればいいのですが、韓国では座敷の席も多いですよね。
座敷席では座り方があるんです。
日本では一般的には座敷の場合、女性は正座や足を少し横にずらして座り、男性は胡坐をかくことが多いと思います。
韓国では男性は胡坐をかくのは同じなのですが、女性は片膝を立てて座るのが一般的な座り方とされています。
日本では片膝をたててご飯をたべていたら「はしたない」と怒られてしまいそうですよね。
片膝をたてた座り方は韓服を着ている際の座り方からきているようです。
また、女性があぐらをかいて座っても問題ありません。
短いスカートを履いている時などは気を付けてくださいね。

食器の使い方

日本ではお茶碗やお椀を手に持って食べますが、韓国では食器を手にもって食べることはマナー違反だとされています。
これは韓国では重くて熱を通しやすいステンレス製の食器が使われているので、基本的には器を持つことはなく、置いたまま食べるからです。
日本では器を手に持たずに食べることはちょっと下品に感じますが、韓国では逆です。
スープを飲む際に器に口を付けるのも韓国では下品だと思われることがあります。
またステンレス製の器はとても熱い場合があるので、無理に持ち上げずに気を付けてくださいね。
韓国でステンレス製の器を使われている起源は朝鮮時代にあると言われています。
王の食事に毒を盛ろうとする者がいたため、毒だとわかるように銀の食器を使ったことが起因しているんだとか。

箸とスプーンの使い方

日本ではスプーンは洋食のスープを飲むときやカレーなどを食べる時に使われますが、韓国の食事には必ず箸とスプーンがセットでおかれます。
どちらもステンレス素材です。
韓国の食事にはスプーンは欠かせず、スプーンでご飯を食べるのが一般的です。
スプーンはご飯や汁物、水キムチなどを食べるときに、箸は汁気のないおかず類を食べるときに使います。
スプーンと箸は、どちらか一方を使い、使わない方は食卓に置くのがマナーです。
日本だと食器の上に箸を置いたりしてしまいますが、韓国ではテーブルの上に置くのが一般的です。

スープの中にご飯を入れる

日本ではスープの中にご飯を入れるのは「ねこまんま」と言われたり、あまり良い食事マナーとはされていません。
韓国ではスープの中にご飯を入れて食べるのは問題ありません。
スープがメインの料理ではもともとご飯を入れて食べられるのが一般的です。

目上の人が箸をつけてから

儒教の精神が強く根付いている韓国では、年上の人を敬うのが一般的です。
ご飯を食べる際も目上の人が食事に手をつけてから、食べ始めます。

お酒のマナー

食事と同様にお酒にも韓国式のマナーがあります。
特にお酒文化の強い韓国では会社での飲み会も多く、そういう時もマナーはいまだに厳しいんだとか。

お酒の注ぎ方

お酒を注ぐとき、日本では瓶に手を添えるのが一般的ですが、韓国ではビンを右手で持って、左手をビンや右ひじに添えたり胸に軽く当てたりします。
これは韓服を着ていた時代に袖を抑えたことに起因しているんだとか。

飲み切ってから注ぐ

日本では上司や先輩のグラスが半分ほど空くと、すかさずお酌をする習慣がありますが、韓国ではお酒の注ぎ足しはしません。
亡くなった人に対する儀式の際に、お酒を注ぎ足す行為があるため、注ぎ足しはよくないとされています。
相手のグラスがすべて空いてから注ぐのがマナーです。

乾杯が多い

日本では乾杯は最初の1度だけが多いですが韓国では飲んでいる間何度も乾杯します。
乾杯の掛け声は、「乾杯(コンベ)」と言います。

まとめ

韓国の食文化と食事マナーについてまとめました。
特に食事のマナーは日本と逆なこともあるので気を付けたいですよね。
日本人の感覚からすると少し驚くこともあるかもしれませんが、「郷にいては郷に従え」。
ぜひ韓国でマナー違反にならないように気を付けてくださいね。

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