人気急上昇中!?江陵(カンヌン)ってどんなところ?

こんにちは~!
韓国でここ最近とても有名になったスポットのひとつといえば江陵(カンヌン)です。
カンヌンと言う名前、聞き覚えのある方も多いのでは!?
そう、カンヌンは平昌オリンピックでフィギュアスケートなど人気種目が開催された場所なんです。
カンヌンは今まではあまり外国人観光客は訪れない場所でしたが、オリンピック効果で有名になりました。
今回はカンヌンの魅力と観光スポットをご紹介します。

江陵ってどんなところ?


江陵(カンヌン)は韓国の東部、江原道(カンウォンド)の太白山脈東側の中部に位置する都市です。
江陵といえば、2018年に行われた平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックは、フィギュアスケート、スピードスケート、カーリングなど室内競技が開催された場所で、観光客も多く訪れ、有名になりました。
海沿いにある鏡浦台(キョンポデ)や注文津(チュムンジン)をはじめ海水浴場が多く、夏は海水浴客でにぎわいます。
申師任堂(シンサイムダン)と栗谷李珥(ユルゴッイイ)の実家で有名な烏竹軒(オジュッコン)の遺跡地など観光名所もあり、毎年6月に開かれる江陵端午祝祭(カンヌンタノチュッチェ)はユネスコ無形文化遺産にも指定されました。
また、江陵郷土料理の豆腐店が集まった草堂(チョダン)スンドゥブ村も有名です。
韓国の人気ドラマ「トッケビ」のロケ地としても使われ有名となった江門にも観光客が集まっているんだとか。

アクセス
ソウル駅からKTXで約1時間35分ほど。
また、バスでは2時間半ほどです。

江陵の観光スポット

鏡浦海水浴場

「鏡浦(キョンポ)海水浴場」は、海雲台(ヘウンデ)・大川(テチョン)海水浴場と並ぶ韓国の三大海水浴場と言われており、とても人気の海水浴場です。
6㎞にわたる白い砂浜と、海岸から眺められる朝日・夕日が絶景だと有名です。
ソウルから少し距離はありますが、夏場には大勢の海水浴客が訪れます。
7~8月の遊泳シーズンは、バナナボートやジェットスキーなど様々なマリンスポーツが楽しめるほか、「夏の海芸術祭」などのイベントも満喫できます。
夏場に江陵に行く際はぜひ海水浴を楽しんでくださいね。

鏡浦海水浴場
住所:江原道 江陵市 雁峴洞, 一帯
(강원도 강릉시 안현동, 일대)
電話番号:033-640-4414(江原道総合観光案内所)

烏竹軒

烏竹軒(オジュッコン)は、五千ウォン札の肖像画である栗谷李珥(ユルゴッ・イイ)と、その母であり五万ウォン札の肖像に描かれている申師任堂(シンサイムダン)の実家として江原道江陵を代表する遺跡地です。
朝鮮時代初期の1450~1500年頃に建てられたとされ、建物の周りを烏(カラス)のように黒々とした黒竹が生い茂っていたことから「烏竹軒」と名付けられました。
韓国住宅の建築物の中で最も古い建物の一つとして、建築史的な面で認められ1963年1月21日に宝物第165号に指定されています。
申師任堂は女流芸術家で良妻賢母の見本たる人物であり、彼女の息子こと栗谷李珥は朝鮮時代の退渓李滉(テゲイファン)と共に双璧と並び証された学者です。
イ・ヨンエ、ソン・スンホン主演の2016年放送ドラマ「師任堂、色の日記」で、再び2名に注目が集まりました。
境内には李珥が生まれた部屋「夢龍室」をはじめ、文成祠、栗谷記念館、江陵私立博物館などがあり、見どころがたくさんあります。

自警門(チャギョンムン)

自警門は烏竹軒の入り口です。
門には、栗谷李珥が20歳のときに記した「自警文」の一部を納めた額が掛けられています。
「自警」とは自己を律するという意味で、「目標は大きく持て」、「一人でいる時も行動を慎め」など人生の目標を達成するための11箇条を「自警文」としてまとめました。
栗谷李珥はこの自警文を座右の銘にし、勉学に励んだといわれています。

夢龍室

夢龍室(モンリョンシル)という名前の由来は栗谷の母である申師任堂が夢で黒く輝く龍が東海から飛んでくる夢を見た後、栗谷を産んだという話からこのように呼ばれるようになったんだとか。
夢龍室は烏竹軒の隣に位置しており、栗谷が6歳の時まで住んでいたと言われています。

文成祠

1975年、烏竹軒浄化事業時に栗谷李珥の影幀を仕えるために建てられた祠堂。 文成は1624年、仁祖王が栗谷先生へ与えた贈り名で、意味は“道徳と事物を広げ通じ、国民の安危を見回し、政事の根本を定めた”という意味なんだとか。
文成祠は栗谷が書いた擊蒙要訣(ギョックモンヨギョル)と硯を保管されています。

栗谷記念館

栗谷李珥の書や申師任堂の画が展示されている資料館です。
五千ウォン札に描かれているスイカとケイトウの絵(草蟲図)や五万ウォン札に描かれている葡萄の絵(墨葡萄図)が展示されています。
また、栗谷李珥の家系図や烏竹軒に関係のあった人々の書なども展示されています。

烏竹軒
住所 江原道 江陵市 竹軒洞 201
(강원도 강릉시 죽헌동 201)
電話番号 033-660-3301
営業時間 8:00~18:00(最終受付17:30) ※季節により異なる

船橋荘

江陵船橋荘(カンヌン・ソンギョジャン)は、朝鮮時代の貴族階級、両班(ヤンバン)の邸宅で、約3万坪の敷地に大小10棟が立ち並び、現存する個人の邸宅としては韓国で最大規模です。
「船橋荘」は、ハングルの創製者・朝鮮王朝第4代王・世宗(セジョン)大王の兄である孝寧大君(ヒョリョンテグン)の子孫、李乃蕃(イ・ネボン)によって朝鮮時代後期の1760年頃に建てられました。
「船橋荘」という名前は鏡浦(キョンポ)湖が現在よりも広かった時代、出入りするのに船を利用していたため、この地域を船橋の村(船橋里)と呼んでいたことに由来しているそう。
朝鮮時代にタイムスリップしたかのような景観の広がる船橋荘は韓国の人気歴史ドラマでも数多く使われており、「ファン・ジニ」「宮」「王女の男」「師任堂、色の日記」などのロケ地として有名です。
博物館や展示館も併設されており、朝鮮時代に船橋荘で使われていた家具や食器、調理器具ほか、屏風や刺繍、書物なども見ることができます。
また、宿泊体験もでき、外国人観光客からも人気があります。
朝鮮時代に建てられた「蓮池堂」や「西別堂」も宿泊施設として開放されており、歴史と趣ある韓屋を体験することができますよ。

草堂スンドゥブ村

江陵の郷土料理といえば「草堂(チョダン)スンドゥブ」が有名です。
草堂は江陵の地名で、朝鮮時代後期、草堂地区に暮らしていた両班(貴族)が江陵湾の海水を使って豆腐を作らせたのが始まりと言われています。
その味と製法は400年以上に渡って受け継がれてきたんだとか。
草堂地区には1970年代から、スンドゥブ(純豆腐)専門店が集まり始め「草堂スンドゥブ村(マウル)」として知られるようになりました。
スンドゥブは韓国の人気料理のひとつでソウルでも食べられるお店が多いですが、草堂スンドゥブ村で食べるスンドゥブは大豆の甘みが感じられて絶品なんだとか。
江陵に来たら美味しい本場のスンドゥブを食べてみたいですね。

草堂スンドゥブ村
住所 江原道 江陵市 草堂洞 6-7, 一帯
(강원도 강릉시 초당동 6-7, 일대)
電話番号 010-2775-7171(草堂スンドゥブ村総務)

まとめ

江陵の魅力や観光スポットをご紹介しました。
平昌オリンピックで有名になった江陵ですが、朝鮮時代の歴史を感じられる建造物も多く、見どころ満載なんですよ。
ソウルからもオリンピックを気にKTXも開通して、アクセスも良くなりました。
ぜひ、足を延ばして江陵に訪れてみてくださいね。

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