朝鮮時代にタイムスリップ?【韓国民俗村】を楽しもう

こんにちは~!
韓国と言えば、グルメ、買い物、マッサージなど楽しみはたくさんありますが、歴史や伝統の触れられる体験もしてみたいですよね♪
ソウルにも景福宮を始め、歴史を感じられるスポットはたくさんありますが「もっと文化や歴史を体感したい!」という方におすすめなのが『韓国民俗村』です。
ソウルの郊外の「水原(スウォン)」郊外にある『韓国民俗村』はその名の通り韓国の昔の文化体験ができる民俗村で、映画やドラマのロケとしても何度も使用されているんですよ。
現在では国内からだけではなく外国人観光客にも人気のスポットです。
今回はそんな『韓国民俗村』の魅力をご紹介します。

韓国民俗村とは?


京畿道(キョンギド)・龍仁(ヨンイン)市にある「韓国民俗村」は1974年に建てられた朝鮮半島に古くから息づく生活様式や伝統文化を見学・体験できる大人気のテーマパークです。
約30万坪の広大な敷地では朝鮮半島を中心とした民族の生活様式を総合的に見ることができるように、李朝後期の各地の伝統家屋約267軒が移転復元されており、それぞれの地方のさまざまな家財道具なども見られ、衣食住の生活様式などもそのまま再現するなど歴史や文化が間近で見られます。
また園内にある20の工房では陶磁器や箕、篭、竹器、木器、柳行李、韓紙、柳器、刺繍、組み紐、扇、楽器、青桐祭道具などを作る姿も見ることのできる韓国の生活文化に触れられる施設がたくさんあります。
園内では様々な公園の他、季節ごとに色々なイベントもあり、また色々な韓国料理も楽しみことができ、1日遊べるテーマパークのようにもなっています。
国内からはもちろん、外国人の観光客も増えている、とてもホットなスポットですよ。

アクセス

韓国民俗村へはスウォン(水原)駅経由から無料のシャトルバスに乗っていく方法が便利です。
スウォン駅には地下鉄1号線のソトンタン(西東灘)やシンチャン(新昌)方面行きに乗って行けます。
また、ソウル駅や江南駅からはバスでも行くことができます。
スウォンも見どころが多いので、韓国民俗村にいくつでにスウォンの街も観光してみると面白いかもしれませんね。

料金

大人 入場券18,000ウォン・自由利用券 27,000ウォン
中高生 入場券15,000ウォン・自由利用券 22,000ウォン
子ども 満4歳~小学生 入場券13,000ウォン・自由利用券 20,000ウォン
自由利用券は、民俗村、伝統民俗館、世界民俗館、史劇映像館など、遊具施設13種など全ての施設の利用できます。
入場券は民俗村観覧のみが可能です。

民俗村の見どころ

伝統家屋

朝鮮時代後期に実際に使われていた家屋168棟を全国各地から移築、復元して展示されています。
朝鮮半島の北・中・南部、済州島(チェジュド)の庶民家屋や朝鮮時代の貴族である両班(ヤンバン)の屋敷、行政機関や教育機関の建物、薬局など様々な建築物が並び、朝鮮時代の街並みを間近で感じることができます。

北部地方

建物自体の高さが低めで、間取りが狭いのが特徴です。
冷たい風が入ってこないように部屋を配置したり、全室にオンドルを設置して保温効果を高めるなど、寒さの厳しい地方ならではの生活の知恵が現れています。
韓紙を製作する過程を実演しています。

中部地方

ロの字型をした民家のほか、京畿道・水原(スウォン)市から移築したという1876年建造の両班屋敷も展示されています。
部屋数が99にもなる巨大な屋敷では、儒教の教えに基づいて男女が別々に生活していた当時の生活様式を目にすることができます。
木細工の様子が見ることができ、商品の販売も行われています。

南部地方

北部地方の民家とは対照的に、風通し良く建てられているのが特徴です。縁側が設置され、夏場に熱がこもりにくいよう床の下には隙間が設けられ、全体的に高さがあります。
竹細工の実演が行われており、出来上がったものを販売しています。

済州島

温暖多湿な気候のためオンドル施設がなく、通気性の良い板の間を基本としている済州島の家屋。強い雨風を伴う台風の襲来に備え建物の高さは低めで、石を積み上げた頑丈な壁となっています。
敷地内では済州島名産の黒豚の飼育もされています。

行政機関・便宜施設

官衙(クァナ)

官衙とは朝鮮時代に地方行政の担当者たちが集まり、公務を行っていた官庁のことです。
裏には罪人を裁くために使われていたという建物もあり、懲罰を与えるための道具なども展示されています。
罰を受ける体験もできます。外国人観光客が挑戦している姿も見かけます。
牢獄は実際に使われていた建物をそのまま移築したものなんだとか。

ジャント(市場)エリア

「韓国民俗村」内には3軒の食堂と1軒の伝統茶店があり、また家族公園の中にはピザやアイスクリーム店など、食事をできる場所はたくさんありますが、大人気「ジャント(市場)」です。
市場ではフードコートのように好きな商品の食券を購入して注文します。
様々な韓国料理やお酒も楽しめます。
時代劇のような雰囲気を味わいながら食事が楽しめますよ。

家族公園

家族公園のエリアは小さい遊園地のようになっており、家族連れに人気です。
メリーゴーランドやバイキングのようなアトラクションのほか、「美術館・彫刻公園」や「伝説の故郷」という名の体験式お化け屋敷などがあります。

民族イベント

様々な民族イベントも民俗村の見どころの一つです。
毎日農楽、ノルティギ(いわゆるシーソー)、チュルティギ(綱渡り)、マサンムイェ(馬上武芸)、伝統婚礼式など5つの伝統公演が行われています。
週末などは人がとても集まり、場所によっては見にくいことも。
公演時間と場所を事前に確認しておき、良い場所を確保してみるのがおすすめです。

農楽

韓国民俗村の農楽ノリは豊年を祈願するものです。
観客が直接に参加して楽しむ場面もあり、観客と一緒に楽しめる、韓国民俗村の代表公演です。

綱渡り

綱の上で技芸を繰り広げ滑稽な話をする曲芸。
1976年6月に韓国の重要無形文化財第58号に指定されました。2011年にはユネスコ世界無形遺産にも登載。
民俗村での綱渡り公演は、韓国の綱渡り名人第1号ホン・ギチョル氏による名人芸として有名です。

馬上武芸

馬上双剣、馬上弓術、馬上才などの馬を利用した華やかな乗馬技術です。馬技とも呼ばれます。
民俗村の馬上武芸公演は韓国の伝統騎馬文化を現代的にアレンジしています。

伝統婚礼

韓国の伝統婚礼の様子を再現しています。

ドラマのロケ地巡りも

韓国民俗村は「宮廷女官チャングムの誓い」や「太陽を抱く月」、「星から来たあなた」など韓国時代劇を中心に、数々の有名な韓国ドラマ・韓国映画のロケ地にもなっています。
日本でも人気のドラマも多く、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
民俗村内には撮影場所を示す看板があるので、ぜひ注目してみてくださいね。
等身大パネルが立つフォトゾーンも人気です。

韓国民俗村
住所 京畿道 龍仁市 器興区 甫羅洞 35
(경기도 용인시 기흥구 보라동 35)
電話番号 031-288-0000
営業時間 9:30~18:30(最終受付17:30) ※曜日・季節により異なる

まとめ

いかがでしたでしょうか?
韓国民俗村、とてもたのしそうですよね。
韓屋のひとつひとつとても迫力があり、公演も本格的な民俗イベントが楽しめ、とても盛り上がりますよ。
韓国の街はもうたくさん行ったことのあるという方も、文化体験がしてみたいという方にも韓国民俗村はとてもおすすめですよ。
また韓国ドラマ、特に時代劇が好きって方にはたまらないのではないのでしょうか。
ぜひ、少し足を延ばして楽しんでみてくださいね。

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