1度は見たい!韓国の世界遺産♪

こんにちは~!
旅行の楽しみの一つと言えば世界遺産巡りという方も多いのではないでしょうか。
お隣の国、韓国にも各地に世界遺産があるんですよ。
その数は12か所!(2019年5月現在)
ソウル近郊にある有名な世界遺産から意外と知られていないものまで!?
今回は韓国で外国人観光客から人気の高い世界遺産をピックアップしてご紹介します。

昌徳宮


韓国の世界遺産の中でも外国人からもよく知られているものが昌徳宮(チャンドックン)です。
昌徳宮はソウルにある5つの古宮の中の1つですが、中でも唯一「ユネスコ世界文化遺産」に登録されている古宮なんですよ。
「昌徳宮(チャンドックン)」は、1405年に「景福宮(キョンボックン)」の離宮として建立されました。
豊臣秀吉が朝鮮半島を侵攻した文禄・慶長の役(1592~1598年。韓国では壬辰倭乱(イムジンウェラン)と呼ばれる) によって全焼し、1615年に再建されます。
同時期に焼失してしまった「景福宮」がなかなか再建されなかったため約270年間に渡り正宮として使用されることとなり、王が最も長く住んだ宮殿として、朝鮮王朝の生活様式・趣・思想などを伺うことができます。
全部で約135,000平方mの敷地には13棟の宮殿の建物があり、その北半分を占める後苑(フウォン)には28棟の楼閣があります。

宗廟(チョンミョ)

「宗廟(チョンミョ)」とは、朝鮮王朝の歴代王と王妃や功臣の位牌(神位)を祀り、、祭祀を行っていた場所で王室の霊廟です。
1995年には、その優れた建築様式と歴史性の高さから「ユネスコ世界文化遺産」に登録されました。
年に一度、毎年5月の第1日曜日には、朝鮮王朝時代から続く王室の祭礼儀式「宗廟大祭」が行なわれます。
参列者は数百人にのぼり韓国最大の伝統行事といえます
演奏される音楽は「宗廟祭礼楽(チョンミョチェレアッ)」と呼ばれ、器楽(キアッ、楽器による演奏)、楽章(アッチャン、歌のこと)、佾舞(イルム、先代の王を称える舞踊)で構成。秀でた芸術性から韓国の「重要無形文化財 第1号」、「ユネスコ世界無形文化遺産」に指定されています。
宗廟は位牌の数が多くなるにしたがって既存の建物の側面に相次いで増築を行ったため、李朝時代の他の建築物とは違い、独特で固有の空間形式をもつようになりました。
同時代の単一木造建築物としては世界最大規模を誇り、東西に伸びる珍しい建築様式が目を引きます。
宗廟建築の特徴は、自然、地勢に順応し、建物の軸を統一せず、それぞれの建物が個別の軸に沿って建てられており、それぞれの建物自体は対称でありながら、建物の全体的は配置は非対称構造になっています。

水原華城


「水原華城(スウォン・ファソン)」は水原市内中心部を取り囲むようにして建つ壮大な城郭です。
朝鮮王朝後期の1794年、る第22代王・正祖(チョンジョ)が、政争により悲運の死を遂げた父の墓を水原に移すにあたり、墓を保護するために建てました。
華城行宮という王様の別邸を中心に、全長5.7キロの長い城郭と、その要所要所に門、砲台、やぐら、兵士の休憩所、軍事指揮所、訓練所など備えた大きな城郭都市でした。
朝鮮戦争(韓国では韓国戦争)などで大きな被害にも遭いましたが、70年代に政府の計画により復元・改修され、補修が繰り返されながら今に至ります。
1周すると約2時間半かかると言われており、歩きやすい服装や靴で来るのがおすすめです。
設計は実学を若くして究めた丁若鏞(チョン・ヤギョン)が担当。
丁若鏞は築城にあたり、滑車やテコの原理を利用して重いものを持ち上げる現代のクレーン「挙重機(コジュンギ)」を発明したり、実用的かつ画期的な工事手法をいくつも編み出したりと偉業を果たします。
朝鮮古来の築城法に加え、西洋の近代的な建築技法を清(中国)から導入・活用し、優れた機能性と建築美を兼ね備える素晴らしい建築物となりました。
当時の工事記録も完全な形で現存しており、建築史的に高い価値を有する城郭として1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

済州火山島と溶岩洞窟

「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」は済州島(チェジュド)を代表する景勝地の1つで10万年前の海底噴火によってできた巨大岩山です。
2000年には韓国の自然記念物に指定され、2007年には「済州火山島と溶岩洞窟」がユネスコの世界自然遺産に登録されました。
世界遺産にも登録された済州島を代表する自然遺産のひとつです。
99個の岩峰が噴火口を城のように取り囲まれている城山日出峰、内側は3万坪の広大な草原が広がります。
広大な敷地内では乗馬体験などもできますよ。
頂上まで続く階段は少しハードですが、頂上まで登ると疲れが吹き飛ぶほどの絶景が広がります。
済州の自然を楽しめる人気のスポットです。

石窟庵と仏国寺

仏国寺(プルグッサ)は、霊山として信仰を集めてきた「吐含山(トハムサン)」西麓に広がる仏教寺院です。
慶州市内中心部にある「慶州高速バスターミナル」から市内バスで約50分の郊外に位置しています。
1995年には「ユネスコ世界文化遺産」に登録され、韓国の名勝・史跡第1号にも指定されている、韓国でもっとも有名なお寺です。
仏国寺には新羅仏教芸術の傑作と称えられる7つもの国宝が現存している他、数多くの貴重な文化財があります。
自然に囲まれた「仏国寺」は、秋には紅葉がきれいに色づき、春には多くの花が咲きます。
世界遺産を楽しみながら仏国寺の景色も楽しめますよ。
国宝指定の遺物や寺内の主要施設には日本語での説明文もあるので歴史好きの人は必見ですよ。
「石窟庵(ソクラム)」は「仏国寺(プルグッサ)」と並んで新羅仏教芸術の最高傑作とされる石窟寺院で国宝24号、そして「ユネスコ世界文化遺産」にも登録されている韓国を代表する仏教遺跡です。
石窟庵入口から本尊が安置されている石窟庵までは、約1km歩かなければならないため、歩きやすい靴で行くのが良いでしょう。
また、仏国寺の駐車場からシャトルバスに乗って行く方法もあります。山道なので迂回しながら約7.5kmを20分かけて向かいます。
石窟庵は仏国寺と同様に、吐含(トハム)山の中腹に位置します。
石窟庵という名の通り、切り出した石をドーム型に組んで作られた石窟寺院です。
約360個の平たい石を巧妙に組んで作られた丸型の天井は、世界にも類を見ない大変発達した建築技法と言われています。
主室の中央やや後ろには、本尊である高さ3.48mの釈迦如来坐像が安置されており、細やかな彫刻が施された蓮華台座の上に鎮座した穏やかな表情の本尊は、花崗岩を丸彫りにして作られたもので、仏教美術史に残る傑作と言われています。

支石墓群

支石墓とは、紀元前1000年から紀元前100年にかけて建設されたとされている巨石で作られた墓のことです。
全世界で確認されている支石墓約6万基のうち、約2万5千基が韓国にあり、韓国は世界有数の支石墓遺跡群地として有名なんです。2000年に世界文化遺産に登録されました。
史跡第137号に指定された高さ2.6メートル、長さ7.1メートル、幅5.5メートル、重さ80トンの支石墓は圧巻です。
重さは80トンに上る石を載せるには500人の成人男性が必要だったと言われており、この墓の持ち主は2500~3000人の集落の長であったと考えられているんだとか。
周辺はコインドル公園として整備されています。

まとめ

韓国の世界遺産をご紹介しました。
歴史を感じられるもの、壮大なもの、様々な世界遺産は1度は見てみたいものですよね。
韓国で世界遺産巡りをしてみるのも、面白そうですね。

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