5月の韓国は「家族の月」って本当!?

こんにちは~!
あっという間に5月も終わりですね!
5月と言えば日本はゴールデンウィークですよね。
特に今年は一段と長い大型連休で、例年と違った過ごし方をされた方も多かったのではないでしょうか!?
韓国はというと5月は「家族の月」ともいわれ、家族に関するイベントが多い月でした。
今回は「家族の月」ともいわれる5月の韓国を振り返ってみようと思います。

イベントの多い5月


5月の韓国は「人」に関するイベントが豊富な月なんです。
5月5日は子どもの日、5月8日 は父母の日、5月15日は先生の日、5月20日は成年の日と、毎週のようにイベントが続きました。
では、ひとつひとつのイベントに注目してみます。

5月5日 子どもの日

日本と同様に5月5日は韓国でも「子どもの日」として祝日になります、
2019年は日曜のため、振替休日で5月6日も公休日です。
特に子どもの日に行う習慣のようなものはありませんが、各地で「子どもの日」にちなんだイベントが開催されます。

国立中央博物館
「国立中央博物館」は二村駅近くに位置する韓国の代表的な博物館です。
敷地面積は93,000坪、延べ面積41,000坪で世界でも6番目に大きな博物館なんです。
「国立中央博物館」は壮大な建物の中央に大きい広場があり、広場を中心に東側には「常設展示館」が、西側には「企画展示室」、「図書館」、「子ども博物館」、教育施設および、公演場「龍(ヨン)」があります。
「常設展示館」はチケット不要で、無料入場できるところがうれしいポイント。
「企画展示室」の有料チケットと、「子ども博物館」の無料チケットは、西館「企画展示室」前のチケットブースで手に入れることができます。
二村という場所柄か!?日本人スタッフも駐在しており、日本語解説員による説明付きで「常設展示館」を観覧できるプログラムも無料で参加ができます。
子どもの日には特別プログラムで子供向けのイベントが多数開催され、賑わいます。

国立中央博物館
住所 ソウル特別市 龍山区 龍山洞6街 168-6
(서울특별시 용산구 용산동6가 168-6)
電話番号 02-2077-9045(日本語案内電話)
営業時間 月・火・木・金曜10:00~18:00(最終受付17:30)、水・土曜10:00~21:00(最終受付20:30)、日・祝日10:00~19:00(最終受付18:30)

5月8日 父母の日(オボイナル)

毎年5月8日は「父母の日(オボイナル)」として親に感謝を伝える人なっています。
日本では「母の日(5月の第2日曜日)」、「父の日(6月の第3日曜日)」と別々に記念日がありますが、韓国では「お母さんとお父さん」に感謝を伝える日として父母の日とされています。
一般的には親へプレゼントをしたり一緒に食事をしたりします。
プレゼントは日本の母の日と同様にカーネーションを贈ることが多いです。
オボイナルの日には街中にカーネーションが売られる光景が広がります。
カーネーションは植木鉢の形など飾れるようなタイプのものが多く、とっても華やかな見た目なのも特徴です。
また、お花と共にお小遣いをプレゼントするのも一般的です。
日本では親へ現金を贈る習慣はありませんが韓国では親へ現金のお小遣いをあげることは良くあります。
この日には街中に色とりどりのカーネーションが並ぶので、注目してみると面白そうですね。

5月15日 先生の日(ススンエナル)

毎年5月15日は「先生(師匠)の日(ススンエナル)」で、先生に感謝を伝える人されています。
毎日顔を合わせる先生やかつての恩師など、先生へ感謝を伝えます。
この日は先生へ感謝の気持ちを込めた贈り物をするのですが、近年ではこの先生へのプレゼントをめぐり問題化もしています。
先生へのわいろへつながるような贈り物を避けるため。2016年9月に制定されたのが、公務員や教職員らへの贈り物の上限を5万ウォン以下と定める「不正請託および金品授受禁止法」(通称キム・ヨンラン法)が制定されました。
また現在では全面的に先生への贈り物を禁止する風潮となっているようです。
以前はと言うと商品券や化粧品、健康食品などなかなか高額なものも送られていたようで、先生への感謝と言うよりも子供の成績のためにお金を使う親が多かったんだとか。
現在では紙で作ったカーネーションや手紙などを贈るのが一般的なようです。

5月20日 成年の日

韓国では毎年5月の第3月曜日が「成年の日(ソンニョネ ナル)」とされており、今年は5月20日でした。
日本では「成人の日」は祝日となり、各地で成人式が行われますが、韓国の「成年の日」は特に祝日ではなく、大々的な式典なども行われません。
この日、韓国では親しい友人や恋人、また家族と一緒に過ごすのが一般的なんだとか。
中でもカップルにとってはこの日は大切な記念日となっており、男性からは20本のバラをプレゼントしたりするそうです。
日本の成人式とは違って面白いですね。
ちなみに成人したことを祝う儀式は、今から約1100年前の高麗時代からあったんだそうです。
「成年礼(ソンニョルレ)」と呼ばれる儀式のメインは、「冠礼(クァルレ)」と「ケレ」と呼ばれる「冠礼」とは男の子が「カッ」という冠をかぶること、「ケレ」とは女の子が髪の毛を結い上げて「チョッ(まげのこと)」を作りかんざしをさす行為です。
どちらも公式的に成人したことを示す意味があります。
こうした「成年礼」は20世紀半ばまでは韓国各地で行われていたそうですが、最近では、ほとんど行われなくなっているんだそうです。

まとめ

5月の韓国は本当に家族や人に関するイベントが沢山でしたね。
母の日、父の日、成人の日などは日本にもありますが、お隣の国と言えど違いがたくさんあり、文化の違いを感じます。
同じイベントでも違いに注目してみても面白いかもしれませんね。

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