演劇の街【大学路】で韓国のミュージカル、公演に挑戦してみよう!

こんにちは~!
韓国と言えば「グルメ」「ショッピング」「マッサージ」と楽しみはたくさんありますが、たまには少しディープな楽しみ方をしてみませんか?
「演劇の街」と呼ばれる大学路(テハンノ)には今は大小150軒ほどの劇場があるんですよ。
韓国語を勉強中の留学生の方はもちろん、韓国語が分からない方でも楽しめる公園も♪
演劇を見なくても大学路にはポスターがたくさん貼られていたり、お店もお洒落なところが多く、街歩きも楽しめますよ。
今回は大学路での演劇の見方や街の魅力をご紹介します。

大学路とは?


大学路は韓国でも有名な劇場が密集している芸術の街として有名です。
マロニエ公園を背にさまざまな個性をもった大小150軒ほどの劇場があります。
大学路という名前の由来は以前はソウル大学がこの地にあったことから名付けられました。
大学路を経てテレビ・映画界に進出する俳優・演出家が大変多く、有名になってからも大学路と関わり続ける俳優も多数います。
韓国の演劇人たちにとって「心のふるさと」とも言える場所のようです。

劇場の発展

このあたりに劇場がたくさんあるのは、演劇好きな若者たちがカフェの片隅で歌を披露したり、演劇をしながらお互いに意見を分かちあったというカペヨングッ(カフェ演劇)がはじまりだと言われています。
そのカペヨングッがだんだんと大きくなり、小劇場があちらこちらにつくられたのだそう。
その後、大学路が「演劇の街」と言われるようになったのは、1980年代に韓国文化芸術委員会が運営する「アルコ芸術劇場」と、韓国初の複合文化空間「東崇(トンスン)アートセンター」が開館し、演劇分野に従事する若者たちがこの地に集まりだしたことに始まります。
1987年に韓国が民主化宣言するまでは、軍国主義に対抗する学生運動と、商業的な大劇場に対し実験的な公演を行なう小劇場運動がタッグを組み、公演があちこちで行われるようになり、劇場が発展してきました。

ソウル演劇センター

大学路には、公共団体などが運営する総合チケットセンターが数箇所あり、上映中の作品や割引情報が確認できるだけでなく、チケットの購入までできる便利な施設です。
韓国語がほとんどですが、劇場のパンフレットや地図もあります。
ソウル演劇センターは恵化駅4番出口すぐの場所にあり、色々な劇場の上映状況やチケットが購入でき、とても便利です。
チケットは劇場で直接購入することも可能!ですが、チケットセンターで購入すると当日割引など割引価格で買えることもあり、お得ですよ。
センター外にあるチケットボックスで見たい演劇名を伝えて、チケットを購入できます。
あとは購入した劇場に行き、チケットを見せれば席の番号がもらえます。

PMC小劇場

2009年、大学路の小劇場の公演の活性化と大衆化を目的として、『ナンタ』の企画社PMCプロダクションにより、開館された劇場です。
観客と俳優が公演を通してコミュニケーションを取れるアットホームな雰囲気が特徴で席数は120席です。
すぐに変化する観客の観覧水準と公演文化の流行をキャッチして、独創的でありながらも親しみの持てる素材で、完成度の高い作品を持続的に観客へ発信していき、観客の意見に耳を傾けてくれる劇場を目指しているとのことですよ。

東崇アートセンター

1階の客席と2階のバルコニーに450人収容可能な大劇場です。
東崇ホールや、公演のテーマによって舞台の配置を自由に変えることができる小劇場、そして観客が劇場主になるという意味から名づけられた147人収容可能な映画館、ハイパーテック・ナダなどの施設からなる複合文化空間です。
劇場ではミュージカルや演劇、国楽、舞踊などさなざなは舞台芸術が行われ、ハイパーテック・ナダではアート系・単館系の映画を楽しむことができます。
また映画館の座席ひとつひとつに俳優や監督、脚本家、歌手といった韓国の有名人の名前が刻まれているのも特徴なんだとか。

SMティンティンホール

SMエンターテインメント所属のコメディアン、ピョ・インボン、キム・キョンシッが代表を務めている劇場です。
2008年の開館式にはBoAやカンタも参加したそうです。228席から構成されています。

公演の楽しみ方

当日予約OK!

あちこちの劇場で毎日公演が行なわれており、価格も20,000~30,000ウォンとリーズナブルで入りやすいのが特徴です。
ソウル旅行で時間ができた際はミュージカルや公演を楽しんでみるのも面白そうですね。

小劇場は距離が近い

舞台と客席の境界がほぼない小劇場では、本当に出演者との距離が近いのが特徴です。
公演前のオープニングで大筋とは別に観客と交流するのは基本で、劇中に観客を巻き込んだミニイベントを盛り込むこともよくあります。
終演後には、出演者と舞台で記念撮影ができるなど、フレンドリーな対応がしてもらえますよ。
未来の人気スターと間近で交流ができるチャンスかもしれません。

梨花洞「路上美術館」

大学路で劇場を楽しむ際に一緒に訪れたいのが梨花洞です。
大学路から「駱山(ナクサン)公園」方面に少し歩くと行くことのできる梨花洞は一帯は「梨花壁画村(イファピョックァマウル)」と呼ばれ、エリア全体に壁画などのアートが散りばめられた路上美術館として有名なスポットなんです。
始まりは文化観光部の生活環境改善事業の一つとして2006年に行なわれた「駱山公共プロジェクト」がきっかけです。
68人の芸術家たちと市民たちが参加して、徐々に壁画が描かれてきました。
ドラマ「屋根部屋のプリンス」や人気バラエティー「1泊2日」など、多くのテレビ番組で撮影地として利用されており、写真映えも抜群!
思い出作りにぴったりの撮影スポットですよ。

お洒落なカフェでまったり

大学路の劇場周辺には観劇前後にゆっくりくつろげるような、雰囲気が良くおしゃれなカフェが多いんです。
劇場に併設されているカフェや、劇場近くには必ずカフェがあるので始まりまで時間をつぶしたり、公演後に友達と公園についておしゃべりしてみたり楽しめそうですね。

JEFFREY Cauendish st. london 大学路店

SNSでもとても話題になっている人気のカフェです。
フローリストとしても活動するオーナーのジェフリー・キム氏が、イギリスを代表するフラワーデザイナーであるジェーン・パッカーの花屋で修行を積んだ後、韓国で都会の中の癒し空間を目指してオープンしたんだとか。
綺麗でみずみずしい花に囲まれて食事やおしゃべりを楽しめます。
ドリンクはふわふわのわた飴がトッピングされたラテが有名で他にも氷の中に色鮮やかな花が入ったエードなど遊び心満載なメニューが人気です。
インスタ映え間違えなしのお店です。

JEFFREY Cauendish st. london 大学路店
住所 ソウル特別市 鍾路区 東崇洞 1-133
(서울특별시 종로구 동숭동 1-133)
電話番号 02-763-1150
営業時間 日~木曜11:30~22:00(ラストオーダー21:45)、金~土曜11:30~22:30(ラストオーダー22:15)

まとめ

「劇場の街」として人気な大学路の魅力をご紹介しました。
韓国で劇場というととても敷居が高く感じますが、大学路の劇場はとても入りやすくフレンドリーなのが特徴です。
お洒落なお店も多いので、街歩きにもおすすめですよ。

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