こんにちは～！
日本でも海外でも「老舗の名店」はとても価値があり、１度は行ってみたいものですよね。
日本ではお店を継ぐ風習が昔からあり、難題も続いているお店も珍しくはありませんが、韓国ではのれんを受け継ぐという風習があまりなく、１代でお店を閉めることが多いんです。
なのでお店は入れ替えが激しく、１０年続いているお店は長い方なんです。
韓国にも３０年以上続く老舗はとっても貴重！
今回はそんな貴重な老舗をご紹介します♪
智異山
「智異山(チリサン)」は、仁寺洞(インサドン)で30年以上営業している老舗の韓定食の人気です。
店名は、韓国南部にある山であり、国定公園に指定されている景勝地で、自然と健康を願って名付けられたんだとか。
また、智異山周辺は大豆の生産地で、その大豆を用いた豆腐料理も味わえます。
外観かは韓屋造りの建物で、入口の「不老門」くぐるお客様には、美味しいものを食べて長生きして欲しい、という意味が込められています。
現代化が進む中で、韓国の伝統文化を守りたいという思いで作られた韓屋造りのお店はどこかホッとできる空間が広がります。
人気メニュー「三神峰(サムシンボン)定食」で、プルコギやガンギエイの和え物、おから、三色ナムルなど10種類のおかずが提供されます。
食材は毎日市場で買ってくる新鮮なものを使用し全て手作りです。化学調味料を使用しておらず、素材にもとてもこだわっているんだとか。
お店は仁寺洞メインストリートから折れた路地内に位置しており、仁寺洞の気分をそのままに美味しい韓定食が味わえます。
韓定食というととても高価なイメージですが、リーズナブルに頂けるのがうれしいポイントです。
智異山
住所 ソウル特別市 鍾路区 寛勲洞 84-2
(서울특별시 종로구 관훈동 84-2)
営業時間 11：30～21：30(ブレイクタイム15：00～17：00、ラストオーダー20：40)
元祖馬山ハルメアグチム
セレブタウンとしても有名な狎鴎亭のお隣の新沙洞(シンサドン)にある元祖馬山ハルメアグチムはで30年以上も営業を続け、この界隈でカンジャンケジャンメニューを最初に始めたと言われている老舗です。
お店はなんと３６５日、２４時間営業！
いつでも行けるところが旅行者にもうれしいですね。
週末の夜は込み合うので、別の時間に行くとゆっくりと食べられておすすめです。
この辺りはカンジャンケジャンやアグチム(アンコウのピリ辛蒸し煮)を提供する店が集まる「新沙洞アグチム通り」と呼ばれる通りが形成されており、飲食店激戦区となっています。
元祖馬山ハルメアグチムの人気メニューは「カンジャンケジャン」と「アンコウのピリ辛蒸し煮（アグチム）」。
ワタリガニの醤油漬けのカンジャンケジャンは日本人にも大人気のメニューですが、お店により新鮮度や味が大きく異なる料理です。
元祖馬山ハルメアグチムでは、プリっととろける身の甘みと内子やカニ味噌の濃厚な旨みが調和した臭みのないカンジャンケジャンが頂けると評判です。
慶尚南道(キョンサンナムド)馬山(マサン)の名物料理であるアグチムは馬山出身のオーナーが地元の味を再現したという絶品！
カンジャンケジャンと合わせて食べたい一品です。
元祖馬山ハルメアグチム
住所 ソウル特別市 瑞草区 蚕院洞 20-8
(서울특별시 서초구 잠원동 20-8)
電話番号 02-547-2774
営業時間 24時間
江西麺屋 分店
江西麺屋(カンソミョノッ） は、1948年に朝鮮半島北部の平安南道(ピョンアンナムド)・江西(カンソ)で創業後、韓国に渡ってからも３代にわたって本場の平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)の味を守リ続けている老舗です。
冷麺はリーズナブルに気軽に食べられるお店が多いですが、本格的な味を楽しみたいのならぜひ、｢江西麺屋｣に足を運んでみてくださいね。
店舗はセレブタウンとして知られる狎鴎亭にふさわしく高級感が漂い、広々としていてゆっくり食べられますよ。
個室もあり、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領や東方神起チャンミンやBIGBANGテヤン、俳優ペ･ヨンジュン、ソン・ヘギョなど有名人もお忍びで訪れることもあるんだとか。
一番人気の平壌冷麺は見た目にも上品な美しさでスープと麺本来の味が楽しめます。
透き通ったスープは韓牛(ハヌ、韓国在来種の牛)からとったダシを作り置きやつぎ足しをすることなく、毎日新しいものに変えて作られているんだとか。
冷麺と一緒に食べる定番メニューのマンドゥ（韓国式餃子）も絶品です。
江西麺屋 分店
住所 ソウル特別市 江南区 新沙洞 645-30
(서울특별시 강남구 신사동 645-30)
話番号 02-3445-0092
営業時間 11：00～21：30(ラストオーダー21：10)
麻浦チンチャ元祖チェデポ
麻浦チンチャ元祖チェデポは、1949年に開業したテジカルビ（豚焼肉）だけを専門にしてきた老舗です。
店名の「チェ」は創業主の姓で、「デポ」はマッコリを指します。
お店をオープンした当時、お金があまり無い人がたまの外食で食べるのがテジカルビだったので、庶民も腹いっぱい楽しめるようにと安価で良質なテジカルビを提供し続けてきたんだとか。
「チェデポ」が名店として知られるようになってから、類似した店名の店が現れるようになりチンチャ元祖（本当の元祖）とお店に着けているんだとか。
まねされるほどの人気店と言うことなんですね。
チェデポでは、直接、取引している農場から最高級の豚だけを厳選して、その特有の味を生かすために香辛料はなるべく使わずに塩ではなく、ヤンニョム（薬味）で味付けしたコチュジャン（唐辛子味噌）ソースを沿えて出します。
特製ソースが絶品で肉のうまみを引き出してくれますよ。
麻浦チンチャ元祖チェデポ
住所 ソウル特別市 麻浦区 孔徳洞 255-5
(서울특별시 마포구 공덕동 255-5)
電話番号 02-719-9292
営業時間 11：30～23：00(ラストオーダー22：30)
元祖鶴華ホドクァジャ 明洞直営店
「鶴華(ハックァ)ホドクァジャ」は、1934年に忠清南道(チュンチョンナムド)の北部・天安(チョナン)で誕生したくるみ饅頭の老舗です。
明洞にある直営店では鶴華ホドクァジャの味がソウルで食べられると観光客からもとても人気を集めています。
韓国で販売されているホドクァジャは小豆餡のものが多いですが、「鶴華ホドクァジャ」では、一般的な小豆餡ではなく選別された純粋な白豆を使った白餡を使用しています。そのため小豆餡に比べ渋みが少なく、あっさりとした上品な甘みが口の中に広がります。
人工調味料や防腐剤は使用せず、良質な材料のみを厳選しているため、純度が高く10日間程度保存が可能です。
元祖鶴華ホドクァジャ 明洞直営店
住所 ソウル特別市 中区 明洞2街 105, 1F 110号
(서울특별시 중구 명동2가 105, 1F 110호)
電話番号 02-742-3370(日本語可)、02-744-3370(天安本店)
営業時間 月～金曜11：00～18：00、土曜10：00～16：00(ホドクァジャ販売は11：00～)
まとめ
韓国の老舗店をご紹介しました。
老舗の少ない韓国で長く続いているというだけあり、人気の裏には美味しさだけでなく店主のこだわりが垣間見えますね。
ぜひ、老舗で絶品のグルメを満喫してみてくださいね。
