こんにちは～！
毎年、お正月が過ぎ、落ち着いたかと思うとやってくるイベントと言えば・・・バレンタインですよね♪
今年もあっという間にバレンタインデーが近づいてきましたね！
日本でもバレンタインは1年の中でもとても大きなイベントですよね。
昔は日本では女の子が好きな男の子に告白するチャンスの日なんて言われてましたが、最近では女の子同士で交換する友チョコが主流なんだとか！？
では、お隣の韓国はというとどんなバレンタイン文化があるのか、ご存知でしょうか？
今回は韓国のバレンタインデーについて注目してみます。
そもそもバレンタインデーって？
「バレンタインデー(St.Valemtine’sDay)」の由来はローマ帝国の時代まで遡ります。
時代は3世紀、ローマでは、時の皇帝により、若者は結婚を禁じられていました。
理由は兵隊となり、戦争に出向く彼らにとって愛する家族や守るべき家庭は戦場で戦い抜く意志をゆるがすからというものです。
ですが、キリスト教徒のバレンタイン（人名）はそんな若者たちを哀れに思い、密かに結婚させていましたが皇帝はそんなバレンタインを許すはずもなく、バレンタインは処刑されてしまいます。
このバレンタインが処刑された日が2月14日でした。
時は流れ、200年後のローマでは2月14日はすべての神々の女王ユーノーの祝日で、翌日の2月15日はルペカリアの祭りが行われる日でした。
このお祭りでは、男性が桶の中から女性の名前が書かれている紙を引き、相手の女性と祭りの間パートナーとして一緒に過ごすことになっていたそう。
しかし、風紀の乱れを懸念したキリスト教は、このお祭りを廃止し、キリスト教の殉教者を祀るお祭りにすることを定めます。そこで選ばれたのが、200年前、恋人達のために命を落とした、バレンタインでした。
それ以降キリスト教で2月14日は、恋人達がギフトやカードを贈り合う日として定着します。
色んな説があるようですがバレンタインの由来は一般的にこのように伝えられています。
欧米のバレンタイン
日本ではすっかり「女性が男性にチョコレートを贈る日」として定着していますが、欧米では一般的に、男女問わずに恋人にお花やカード・贈り物をする日として定着しているようです。
恋人たちの日、といった意味では日本のクリスマスのような感じですね。
実際に私はオーストラリアでバレンタインデーを過ごしたことがあるのですが、日本の「女性がチョコレートを贈る」風習の話を外国の友人に話したところ笑われた経験があります。
そして、驚いたのは欧米では男性から女性に贈り物をすることが多く、ディナーに誘い、赤いバラやお花、アクセサリー、香水などをプレゼントします。
バレンタインに旦那さんや彼から赤いバラ・・・なんて素敵なんだろうと思いました（笑）。
韓国のバレンタイン
特徴
では、韓国のバレンタインの特徴はどうなのかというと・・・
残念ながら？日本のバレンタインと似ていて、女の子が好きな男の子にチョコレートをプレゼントする日として定着しています。
韓国のバレンタインは日本から伝わったようですね。
韓国ではホワイトデー、ブラックデー、イエローデー、キスデー、ローズデー･･･と１年中さまざまなイベントデーがありますが、中でもバレンタインは大きなイベントのひとつで、2月に入るころから、街にはバレンタイン用のチョコレートを販売するお店が一気に増えます。
パン屋さんも、キャラクターショップも、コンビニさえも？いつの間にかチョコレート屋専門店のようなディスプレイになり、見ていて面白いほどです。
また、バレンタインに合わせて、さまざまなイベントやキャンペーンも開催され、とても賑わいます。
何を贈る？
韓国のバレンタイン名物と言えばバスケットチョコレート！
バレンタインが近づくと、お店では、可愛らしい小さいチョコレートの他に、とても大きなバスケットが目につきます。日本ではまず見ない光景です。
韓国ではバスケットにチョコレートをたくさん詰めて、豪華にラッピングして本命の彼に贈ることが多いのですが、このバスケット本当に迫力があります。
価格は3万ウォン（約3千円）くらいから、高いものでは15万ウォン（約1万5000円）を越えるものまであるそうで、持っているととても目立ちます。
とにかく大きさと派手さで勝負するようで、バスケットの中にはチョコだけではなく、花やカードを入れ、バスケットをより豪華に見せるんだとか。
日本の感覚からすると少し恥ずかしい感じもしますが、韓国では目立たせてこそ意味がある？そうですよ。
バレンタインデーの日、韓国の街を豪華なバスケットを抱えて歩く男性の姿を、他の韓国男子たちはうらやましく思うんだとか！？
ですが、やはり大きなバスケットは若者の間での風習のようで、さすがに30代や40代の男性は「バスケットは恥ずかしい」と感じるようなので、そういった年代の男性に送る際は無難な小さめのチョコレートの方が良いかもしれないですね。
義理チョコ文化はあるの？
韓国にも、本命の男の子以外に、会社の上司や同僚、男友達にもチョコレートをあげる義理チョコの文化があります。
以前は「義理チョコ」に該当する名称は特にありませんでしたが、最近は日本語由来の「義理チョコレート(ウィリチョコルリッ)」という言われることもあります。
義理チョコは特に購入なものやバスケットのような大きいものではなく、コンビニやスーパーなどの300円程度の物が主流なようです。
手作りチョコはあげるの？
日本では手作りでチョコなどお菓子を作って、プレゼントする方も多いですよね。
韓国では、手作りチョコをプレゼントする女性は少ないです。
手作りで心を込めた自分だけのチョコを・・・という代わりに、とにかく派手に豪華に見た目の大きさや華やかさに愛の気持ちを重ねているようです。
または、チョコにプラスして香水や洋服などを送り、相手の男性に強い思いを伝えるんだとか。
バレンタインの次は「ブラックデー」
韓国にはバレンタインデー、ホワイトデー以外にも、「ブラックデー」と名づけられた記念日があります。
ブラックデーは4月14日なのですが、バレンタインデーに誰からもチョコをもらない、あるいはホワイトデーにプレゼントをもらえなかったという、恋人がいない男女がフリー同士で慰めあうという韓国オリジナルの記念日のことです。
この日はみんなで真っ黒な韓国式のジャージャー麺を食べます。
ジャージャー麺は韓国では中華料理の代表格の麺料理で、韓国ドラマなどでもよく登場する食べ物です。
以前は服装まで全身ブラックにしてジャージャー麺を食べ、徹底したブラックデーを送る人もいたんだとか。
もともとは主に男性がするイベントデーでしたが、次第に恋人がいない女性同士でも過ごすようになっているそうです。
日本にはないブラックデーの風習、おもしろいですよね。
韓国のイベント文化
韓国のバレンタイン文化についてまとめてみました。
日本と近い国でありながら、やっぱりそこは海外。違った文化で面白いですよね。
韓国にはバレンタイン以外にも面白いイベントがたくさんあります。
ぜひ、旅行や留学で韓国に滞在する際はこうした韓国ならではのイベントも体験してくださいね♪
