美しい世界遺産の街【水原】の魅力♪

こんにちは~!
ソウルを囲むように位置する京畿道についてご紹介しましたが、京畿道の中でも人気no,1の観光スポットと言えば「水原」です。
ソウルからアクセスの良いところも嬉しいポイントですが、なんといっても世界遺産の「水原華城」は1度は訪れたい美しい城郭!
今回は「水原」の魅力をご紹介します。

水原(スウォン)って?


ソウル駅から南へKTXで30分、一般の地下鉄でも1時間程度で行ける京畿道にある都市です。
市の中心部には韓国の史跡第3号で1997年に世界文化遺産に指定された水原華城(スウォンファソン)や2002年のワールドカップに合わせて建設された水原ワールドカップ競技場があります。
ソウルからアクセスも良く、韓国人だけでなく外国人観光客からも人気の高い観光スポットとなっています。

水原華城


「水原華城(スウォン・ファソン)」は水原市内中心部を取り囲むようにして建つ壮大な城郭です。
朝鮮王朝後期の1794年、る第22代王・正祖(チョンジョ)が、政争により悲運の死を遂げた父の墓を水原に移すにあたり、墓を保護するために建てました。
華城行宮という王様の別邸を中心に、全長5.7キロの長い城郭と、その要所要所に門、砲台、やぐら、兵士の休憩所、軍事指揮所、訓練所など備えた大きな城郭都市でした。
朝鮮戦争(韓国では韓国戦争)などで大きな被害にも遭いましたが、70年代に政府の計画により復元・改修され、補修が繰り返されながら今に至ります。
1周すると約2時間半かかると言われており、歩きやすい服装や靴で来るのがおすすめです。

素晴らしい建築

設計は実学を若くして究めた丁若鏞(チョン・ヤギョン)が担当。
丁若鏞は築城にあたり、滑車やテコの原理を利用して重いものを持ち上げる現代のクレーン「挙重機(コジュンギ)」を発明したり、実用的かつ画期的な工事手法をいくつも編み出したりと偉業を果たします。
朝鮮古来の築城法に加え、西洋の近代的な建築技法を清(中国)から導入・活用し、優れた機能性と建築美を兼ね備える素晴らしい建築物となりました。
当時の工事記録も完全な形で現存しており、建築史的に高い価値を有する城郭として1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

八達門(パルダルムン)

八達門は水原華城の南側にある門で別名南門(ナンムン)と呼ばれています。
国宝402号に指定されているこの門は、とても威厳のある佇まいに惚れ惚れします。
八達山から入るとの目の前には階段が広がります。
少し階段が急できついですが、レンギョウ、ツツジ、木蓮、桜、朝鮮ツツジなどきれいな花の風景も楽しめます。
また、水原華城は入口が1箇所ではなく、どこからでも観覧が可能となっており、西の「華西門(ファソムン)」、北の「長安門(チャンアンムン)」、東の「蒼龍門(チャンニョンムン)」からも入場できます。

西南暗門(ソナンアンムン)

八達山を登り切って最初に出会う本格的な建造物です。
普段は家畜や食料を運搬する為の通路として使われ、戦時には軍需品調達のための秘密通路として使われました。
今は鍵が掛かっており、中ることはできません。

西将台(ソチャンデ・華城将台〈ファソンチャンデ〉)

西将台は八達山の頂上で、昔は水原城の四方を監視しながら、兵士を指揮に使われました。
眺めがとてもよく、水原市全体を一目で見渡すことができます。
後ろには物見やぐらもあり、これに登るともっと見晴らしが良いです。

華虹門(ファホンムン・北水門〈プッスムン〉)

水原城唯一の水門で、水原市の北側から流れ込んできた水原川(スウォンチョン)は、ここを通って城内に流れ込んでいきます。
7つのアーチ型の門がある石橋の上に楼閣が建っており、川の氾濫や敵の侵入を防御する役割を果たしました。
7つの水門から溢れ出る水しぶきが虹のように輝いて見えることから名づけられました。

東北角楼・訪花随柳亭(トンブッカンヌ・パンファスリュジョン)

東北角楼・訪花随柳亭は軍事的な目的だけでなく、周りの景観も楽しむことができる東屋の機能も果たしていました。
独特な平面と屋根の形をしており、見る場所によって異なる姿を目にすることができます。

東将台(トンチャンデ・錬武台〈ヨンムデ〉)

有事の際には将軍が指揮を執る将台として、兵士を訓練した所で、錬武台とも呼ばれています。
なだらかな丘の上に一面芝生が広がっていて、まさに訓練場そのものです。
韓国式弓道の練習場が設けられていて、一般の人も会員になれば、弓の練習をさせてもらえます。

東北空心ドン

兵士が中に入って敵を見渡せるように作られた望楼の一種。
特にこれは、煉瓦を使って建てられた建物であり、華城の中でも特に素晴らしい傑作と呼ばれているものだとか。
ここからは水原華城が一望でき、城壁と城壁内の街のようすを見ることが出来ます。

蒼龍門(チャンロンムン・東門〈トンムン〉)

朝鮮戦争のとき消失してしまい、復元がされました。

のろし台

急報を伝えるたり、敵の動向を知らせる為に、昼は煙で、夜は花火で連絡を取り合った場所で巣。
今でも毎日一回、昼の12時にのろしが上げられます。

華城行宮

華城行宮は水原華城ともに建てられた建物です。
「行宮」とは王が地方へ訪問する際に利用する施設ですが、正祖は水原への遷都を計画していたため、御所としての機能も備えることとなりました。
現在は「史跡第478号」に指定され「水原華城」と共に水原の人気観光名所になっています。
韓国ドラマ・韓国映画のロケ地・撮影地としても有名で「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「雲が描いた月明かり」をはじめ、多くの人気作品も撮影されました。

水原華城
住所 京畿道 水原市 八達区 南昌洞 68-5
(경기도 수원시 팔달구 남창동 68-5)
電話番号 031-228-4677(華城行宮券売所)
営業時間 なし ※4大門観覧時間(3~10月)9:00~18:00、(11~2月)9:00~17:00

水原カルビ

水原当地グルメといえば、「水原カルビ」!
水原カルビは骨付きの大きなカルビが特徴です。
水原は、かつてソウルへ向かう地方特産物が集まる中間地点だった場所で、20世紀初頭には全国3大牛市場のひとつに数えられるほどの大規模な牛市場がありました。
そして徐々にカルビの産地として知られるようになったんだとか。
水原カルビの特徴と言えば大きさと共に美味しい味付け(ヤンニョム)が楽しめるところ。
うま味たっぷりのヤンニョムカルビはご飯が進む美味しさですよ。

水原カルビが食べられるお店

本水原カルビ
水原カルビは創業35年の老舗、「本水原カルビ」が有名です。
名物のヤンニョムカルビは塩、砂糖、コショウ、ニンニク、ゴマ、ごま油、すりおろし梨、ニラなどの入った特製ヤンニョムにしっかりと付け込まれていて、何もつけなくても美味しいと評判。
お肉を注文するとずらずら~っと並ぶおかずの数にも圧倒されます。
そして、お肉の大きさにまた圧倒!
水原カルビのずっしりと大きい見た目には驚きますよ。
見た目にも味にも楽しめる、水原カルビ、是非堪能してくださいね。

まとめ

ソウルから1時間程度で行ける人気スポット「水原」の魅力をご紹介しました。
世界遺産にも登録されるほどの美しい城郭は1度は足を運び、見てみたいものですね。
美味しいご当地グルメの「水原カルビ」も1度食べたら病みつきの美味しさですよ。

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